top of page
stained-glass-window-g870216e88_640 (1).jpg

​ローマに置いてきた左足

(マグダラのマリアの軌跡・前篇)

Rome 06-4.png
Rome 06-3.png
Rome 06-2.png
Rome 06-1.png
Rome 06-5.png
IMG_5774.jpeg
IMG_5771.jpeg
IMG_5773.jpeg
Mary Magdalene Left Foot.jpeg

 そもそもの始まりは、ジュディ・サトリ (Judy Satori)というニュージーランド人のヒーラーさんのライトランゲージを用いたモジュールでした。この方はいろんなモジュールを録音音源として提供してくれているのですが、中でも「マグダラのマリアの記録」は僕のお気に入りです。その中で、「マグダラのマリアは、イェシュア天昇後、他の使徒たちと船で地中海を航海し、南フランスのサント・ボームに到達し、その山の中腹にある天使たちのコミュニケーションのポータルでもある洞窟で生涯を送った」という説明がありました。実際、このモジュールはそのサント・ボームにて録音されたもので、その話を聞きながら、気づくと僕の中で紫色の蝶々が忙しなく舞い出し始めました。

 

 ちょうどマルタ島にて行われるジョー・ディスペンザのワークショップに参加するためにヨーロッパに飛ぶ予定があったので、ワークショップ後は、イタリアを色々巡った後に、南フランスのサント・ボームも行ってみるかということで、心がなんとか落ち着いたのでした。

 

 そんなこんなで、ローマでこれこれを訪れて、アッシジでこれこれをして、そしてマルセイユに飛んで、とかプランしていったのですが、何かが足りないというか、何かを忘れているというか、名状し難い未完成感がずっと付き纏っていました。それが何かわからないまま、なんだかんだで数週間が過ぎてゆきました。

 

 そしてある時、ふとローマにある大聖堂や教会に関するウェッブを見ていたら、「ローマのサン・ジョバンニ・デイ・フィオレンティーニ教会には、マグダラのマリアの左足のミイラが展示されている」という説明を見つけ、その瞬間、文字通り、全ての時間が止まりました。

 

 「そっ、そっ、それだ〜っ!」

 

 僕のガイドたちが僕に教えたがっていた情報がやっと目の前に具現化したのでした。イェシュア、時間かけすぎだよ〜。

 

 サン・ジョバンニ・デイ・フィオレンティーニ教会は、ローマの中でもどっちかというとバチカンに近い地域にあるので(ちょっと行くと川の向こうに、どんぶり鉢のようなサンタンジェロ城が見える辺りです)、ローマの他の大聖堂などを早歩きで回った後の、最後の訪問地としました。聖パオロとの再会を果たした後にBラインに飛び乗り、コロッセオで下車して、そこからただひたすら歴史的建造物とかを横目に見ながら競歩の北上です。結構、この競歩で、観光で一度は見ておくべきみたいなミーハーな場所のいくつかを直に見ることができるんですよ。もちろん、コロッセオの内部の血生臭い苦悶のエネルギーは僕は苦手なので、中に入ることは初めからプランに入れてもいませんでしたが。サンタンジェロ城も同じ理由で却下しました。表から一度サラッと眺めるだけでいいっす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、歩きすぎて足が棒のようになった状態でなんとか到着した頃には、もう夕刻で、あたりは薄暗くなっていました。

 

 たどり着いた教会は一般の観光客の目には留まらないぐらい地味な造りの建物でした。やはり人気がないのか、安っぽい造りのドアを通り中に入ったものの、他に人はまばらにしかいませんでした。そして蝋燭の火しか灯っていないドヨヨーンとした暗い教会の中を見渡すと、左奥向こうに何やら展示っぽいコーナー(照明のあるウィンドー)が目に入りました。

 

 「あそこや〜!」

 

 棒になった脚はどこへやら、夕闇の教会の中を、一目散に早歩きし出しました。

 

 しかし、残念ながら、教会には長椅子というものがびっしりと並んでいるので、ぐる〜っと回らなくてはならないということに気がつきました。でも、「そんな時間はにゃーっす」と、何故だか心が焦りまくり、気づくと長椅子の間をすり抜けて斜めに突っ切ろうとしていました。

 

 その過程で、長椅子の前方の足元にある、祈り人が足を乗っける板みたいなものに、僕の左足が三度ひっかかって転びそうになりました。

 

 「Christ’ sake! I just want my left foot back!!!(いい加減にしてくれい。自分の左足を返して欲しいだけだっちゅーてんねん!)」

 

 気づくと、コテコテの東海岸米語訛りで意味不明なことを大声で叫んでいて、周りの人々から「ちょっとネジが一本取れちゃった人なのかしら」っていう視線を浴びました(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1時間ぐらい近くの椅子に座って瞑想しました。そして再び目を開けて立ち上がると、なんか心がスーッと落ち着いていました。けれど、すっくと立ち上がると、ドーッと上半身が重くなっていました。エネルギー体レベルで何かが起こると、いつも上半身がズドーンと重〜くなるのですが、今回もその例に漏れず、上半身が鉛でコーティングされたように重くて息苦しくなりました。しかし、足取りは軽やかなんですよ。

 

 足の次は頭です。次回は、というか、いつか、後編として、南フランスのサント・ボームでの、マグダラのマリアの軌跡探訪をお話しいたします。

ご連絡・お問い合わせ

​ ご質問などがあれば、お問い合せフォームか、下記のメアドやリンクを使って(クリック或いはスキャンして)ご連絡ください。また、セッションを申し込まれた方も、同様にご連絡をください。海外在住なのでSMSを用いることはできませんが、メールや、Facebookやラインなど、お好きなご連絡方法を選んていただけると助かります。

ライタリアン
  • Facebook
LINE_logo.svg.png
遠隔 DNAアクティベーション
​ご連絡・お問い合わせフォーム

送信されました。

ありがとうございます。

bottom of page