

北アメリカ大陸での過去生の浄化
(バンフ国立公園にて)










現在、地球そのものが大きなアセンションの過程を通過しつつあることは誰もが知っていることですが、同時に地球とエネルギー的に繋がった我々人間もまた大きく進化する時期にいるんですよね。殊に、1994年から2030年の36年間は、precession of the equinoxes(適切な日本語が見当たりません)と呼ばれ、26,000年に一度だけ訪れる特殊な天体配置の時期とされ、簡単にいうと、こっち側(この世)と向こう側(あの世)の間にあるヴェールが最も薄くなる時期だそうで、この時期だからこそ成し遂げられることも種々あるようです。
その一つが、ネガティブなインプリントの除去です。過去(終わった時間)から未来(これからやってくる時間)という直線で考えることにはそもそも語弊があるのですが、あえて分かりやすくするために使わせてもらいますと、僕たちは既に生きてきた過去生において、地球上の至るところにエネルギーの軌跡(インプリント)を残してきています。殺戮、圧政、奴隷、孤独、苦悶、憎悪、嫉妬、後悔などなど、僕たちが経験したネガティブな体験は悉く、そのままネガティブなエネルギーとして、その場所にインプリントを彫り込みます。ですので、僕たちは今こうして日本人として生きていますが、誰もが世界中のあちこちにネガティブなインプリントを残してきているのです。この36年間の間には、これらのインプリントを除去することが可能なのです。
僕の文章をこうして読んでくださっている時点で、皆さんは既にスピリチュアルの上級者であることは間違いありませんので、ここで多くを語る必要はないとは思いますが、ちょっと僕の経験も混ぜ入れて説明させてください。
除去をお願いする相手は、「私の中の創造主、私のハイヤーセルフさま、そして私のガイドたち(具体的に自分に縁の深い存在の名前を羅列しても構いません)」といった感じで大丈夫です。
最も効果的なのは、その土地に実際に行ったときに、その土地で知られているパワースポット、或いは大きな水を湛えた場所(湖や大きな滝など)で唱えることです。「この国における私のすべての過去生において、私が残したすべてのネガティブなインプリントをすべて除去してください。」とお願いするだけです。
この時に「私にとって、安全で健康的な方法で行ってください。」とお願いして、なるべく自分に負担が少ないように緩徐に行ってもらうことをお願いするということも可能です。
2017年に医学カンファレンスでカナダのカルガリーを訪れる機会がありました。
カルガリーといえば、かつて冬季オリンピックが行われた場所というだけでなく、壮大な湖で知られるバンフ国立公園があることで有名です。レンタカーを借りて回る心の余裕がなかったので、いわゆるツアーバスに参加して、ルイーズ湖、エメラルド湖、そしてモレーン湖などを巡りました。とてつもなくだだっ広い大自然ですので、丸一日かかりました。エジプトの遺跡の壁画と同じで、どこもかしこも壮大な大自然なので、しばらくするとどこに行っても同じような風景だと感じるようになるから、人間って面白いですね。
この旅において、最も安全で健康的な方法は、「カナダにおける自分の過去生」に関するネガティブなインプリントを除去してもらうことだったのかもしれません、しかし、こういうことになると大胆になりがちな僕ですから、「北アメリカ大陸における僕の全ての過去生において、僕が残したネガティブなインプリントを、すべて一気に除去してください。」とお願いしました。
ツアーは1日がかりで、夜9時ごろにやっとバスはカルガリーに戻ってきました。歩き疲れたせいか、あっという間に眠りにつきました。
翌日、目覚めると、全身の力が完全に抜けていて、ベッドから起き上がるのもやっとな状態でした。ま、その日は特に大きな予定もなかったので大丈夫だったのですが、お昼までグデーっとして、午後にはなんとか起き上がって、ダウンタウンの南の方にある「Float」に向かいました。ここでは、高濃度食塩水(死海と同じ濃度)のぬるま湯が入った大きなカプセルがあり、真っ暗中でプカプカ浮いてリラックスする感じのことができると聞いていました。
1時間のプランでお願いし、服を全部脱いでカプセルの中に入り、扉を閉めました。文字通り真っ暗で、潮の香りのぬるま湯にプワーっと浮いてみました。すると、突然、どう考えても今生の僕のものではないいろいろな感情が一気に僕の中で湧き上がってきて、一種の「パニック障害」のような状態になりました。今思うと、バンフの湖で除去をお願いした種々のネガティブなインプリントが、カプセルの中で浸かった塩水のせいなのか、その除去の過程で走馬灯のように僕の中で再燃したのだと思います。どうにも息ができないほど心が苦しくなり、カプセルを這い出て、素っ裸のまま、部屋の角で丸まってずっと泣き続けました。心の痛みって体ではどうにも処理しきれないほどに苦しいんですね。北アメリカで、一体どんな過去生があったんでしょう。
ま、こんな感じでしたので、僕みたいな、「北アメリカ大陸全体の」といった欲張った除去の仕方は、お勧めしません。効率はいいのかもしれませんが、一時的にですが結構苦しい体験をするかもしれませんので、その辺をご了承されて、挑まれてください。
次回は、ブラジルのイグアスの滝にて、(このカナダでの経験にこりもせず)「中南アメリカ大陸全体におけるネガティブなインプリントの除去」を行った体験についてお話しいたします。